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頭の中を整理整頓

1年前まで同級生だった友人たちの論文発表会があった。

1年は長いようで短い。

でも1年という時が流れたことは変わらない事実。

久しぶりに出会った友人たちは

しっかり、確実に大きくなっていた。



そんな彼らの論文発表で、自分の制作に対して疑問に思ったことが一つある。



「自分の“色”を出していくような表現を強く出してしていきたいのか。

または“染でしかできない”表情をもっと追求していきたいのか。」

※このときの“色”の意味は、自分にしかない個性のような意味。




今回はこの疑問を解くための

答えにたどり着くまでの道のりを歩いていくような

文章を書いていきたいと思う。



インドに行くまでの自分の制作は、

染色と布・防染技法から生まれる新しい表情の研究という

素材の研究をメインとした制作だった。



その制作の中に、自分の個性の主張となるような表現

(例:私の中の青というイメージは、世界の平和を意味しています など)

を入れ込んでいくことで、もっと作品が良くなるのではないかと考えていた。



だが論文発表を聞く中で、

「自分が主体としてやっていきたいことは、一体どちらなのだろう」

と、ふと考えた。



今までは、どちらかに決めなくてはいけないことではない気がしていた。

だがそれは、どちらを優先したいかという決定打がないことから生まれた

漠然とした理由からなる、ただの言い訳のようなものだったのではないかと思う。


その漠然としている考えを

どちらか一つに決めることで、

より明確でわかりやすい作品が作れるのではないだろうか。



そして今わかっていること。



デカルコマニーには、たくさんの表情がある。

だけれど私は、そのたくさんある表情の中から

数種類の模様を好み、多用する傾向がある。


自分の意志で選別をしているということは、

もうその時点で

自分が何かを表現したいという

意識の表れなのではないだろうか。



ほんの少しの理由からだが、このことから



「私は染でできる新しい表情を追求したいのではなく、

自分には表現したいものがあるようである」


ということができるのではないだろうかと

今は考えている。



これからも私は手を動かしながら

考えを張り巡らせていく。


そこから見えてくる答えが、

また別の答えにつながっていくのかもしれない。



# by osucarp | 2016-08-11 11:17 | 制作の話

JAPAN井上

日本に帰ってきて約3週間。

現在は大学の金沢へも戻り、日本にいた1年前と同じ生活が戻りつつある井上です。


こちらに帰ってきてからの私の心境を簡単に言うと、



「自国で抱えていた煩わしい荷物を久しぶりにしょいこんでみたら

予想以上に重たくなっていて、思わず潰されそうになっていた」



…という感じでした。



自分がこれからどうやって生きていくのかを現実的に考えなければいけない。


このインドに持って行き忘れていた

超現実的でこざかしい問題を久しぶりに(初めて?)面と向き合ってみた結果、

今までの大学での思いはどこへやら…

簡単に押しつぶされそうになっていました。



ですが昨日久しぶりに会ったOBの方の話を聞いて、

その問題への考え方の違いに気づくことできました。



インドに帰ってきてからの自分は

就職や奨学金の返済を考え、

やっていきたいことと生きていくために必要なことを

分けて考えていました。



だけれど先輩の考えは



今までやってきたことで、どうやってお金に変えていけるか。


自分が今までやってきたことをベースにして

仕事につなげて考えていくという

「制作すること自体を仕事にする」話を聞きました。


今の私に必要なことは


自分がやってきたことにしっかりと向き合い、突き詰めていくこと。

そしてできれば、

もっと自分でできること・生きていく手段を

今までやってきた制作を中心に、そして現実的に考えていくこと。


帰国してからの私は

厳しい現実・環境の変化・受け止めがたい衝撃の事実など、

様々な情報に影響されて

制作を続けるための考え方のベクトルが

違う方向を向いてしまっていたようです。



とは言っても現実が厳しいことに変わりはありません。

先輩の言っているようなことが

本当に険しい茨の道であることも確かです。


ですが、自分の将来を

前向きにとらえることができる、

思考の転換プロセスを教えていただいた

いい機会でした。


とにかく勝負の夏。

突っ走ります!!!


# by osucarp | 2016-08-04 20:26

旅行中

一か月も更新してなかった…

人は幸福な気持ちを長く感じ過ぎてしまうと、怠惰で傲慢な人間になってしまうのですね。

こんにちは井上です。



念願のダージリン、そしてシッキム地方のガントク・ペリンへ行ってきました。



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旅の感想を一言で表すと、






「あれ?ここジャパンじゃね?」






でした。




主な理由は



・顔がのっぺりしている

・無理矢理話しかけてこない

・きれい好きの人が多い

・じっと見つめるとはにかむ

(主に値段などで)嘘をつかない

・仕事を真面目にする(インド人比較)



などなど、日本人に共通するような特徴が多々見受けられました。

長く住んでいると感じる現地特有のストレス(例:どこを歩いてもどこかしらマサラの匂いがする)も、日本に帰る直前ですがだいぶ解消されました。


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ほぼ毎日通ったチベット料理店「クンガ」の店員さん。気を利かせた仕事っぷりと話す距離感に感動しました…



でも主食はやっぱりカレーだったり、チリを何くわぬ顔で食べられちゃったりする所はしっかりインド人で、「ああ、まだここはインドだった」と思い出すように感じるほど、ダージリン・シッキム地方は日本人の私がホッとできる場所でした。


また行きたいです。




…来週からは言いたいことの要点を絞って文章を書こうと思います。

今度は第二の首都とも呼ばれている、インドの真ん中あたりのハイダラバードに向かいます。



# by osucarp | 2016-06-18 14:52

現在美大生の考えていることをまとめようとしたブログ


by osucarp